2010年9月14日

国防省トップが履歴書の改ざん?

あちこち記事がでているので、読めば読むほど混乱する記事。事実、首相であるJohn Keyも場違いなコメントを出していたみたいなのでいつもナナメ読みしかしないが、ちょっと深めに読んでみた。

New Zealand's spy agency is expected to be drawn into the embarrassing saga of a top defence official who has quit after allegations he falsified his CV. The Defence Force said yesterday that it had been conducting inquiries into the background of chief scientist Stephen Wilce since it received a complaint in July from a whistleblower.

ネタ元:http://www.nzherald.co.nz/nz/news/article.cfm?c_id=1&objectid=10672365

要約すると、ある密告者から国防省のトップ、Stephen Wilceの経歴は改ざんされたものではないかとの指摘があった。ただし、この国防省のセキュリティは他の部署と比べても相当のセキュリティチェックが行われており、しばらく国防省がそれに関して確認することはなかった(ガセネタだと思っていた)。

SIS(Security Intelligence Service アメリカのCIAのような諜報機関)が省のトップの身元調査はしっかり実施しているはず(なので問題はないと思っていたら)。



ところがTV3 60 Minutesという番組で、本人がリクルートメントコンサルタントに扮したリポーターと話した内容をもとに考察したところ、彼の履歴書には本当の経歴が記載されていなかった模様(1980年にはイギリスでボブスレーのオリンピック選手だったとか)。

で、問題は何かというと、SISもDefenceも彼の履歴についてまったく身元確認やクロスリファレンスを適用しないで雇用し、かつ国防省のトップの要職をあたえていたということ。首相であるJohn Keyは当然のことながらこれを小さな問題とは捉えておらず(当然ながらセキュリティチェックがあまりにずさんなので)、さらなる調査を命じたとのこと。

おもしろいのは、どのメディアにも当人については書いているが、その周辺や彼が何をしたのかあまり触れていないこと。よくよく調べると、そのへんは国の機密事項(SISとDefenceの意向)とプライバシーの問題があるらしい(なので新しい記事ほど読みにくくなっている)。

どこかの新聞にはSpy疑惑も取りざたされていたので何事かと思ったが、もしかするとその指摘はかなり正しいのかもしれない。よく考えると履歴書を改ざんし要職についてまでしようとしていたことは何だったのか? 彼は先週退職しており、密告されたがため退職したのか、何かが発覚するのを恐れて退職したのか、その辺がはっきりしない。ただひとつだけいえるのは、世界的にみてもニュージーランドの軍事力はそれほどの規模でもなく、バックハンドで何かを得られるような既得権益があるのかどうか(同時に離れの島国なので諜報で得られるものにも限りがあると思われる)。続報を待ちたい。

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