2011年1月19日

またも高年式の車が主流になるNZ

ほんの十数年前のニュージーランドでは、ドアの色が違ったり、4本のタイヤのメーカーが違ったり、バックミラーがなかったり、そんな古い車両が普通に公道を走っていました。最近、このような車を見かけなくなり小奇麗な車ばかりになりつつあります。しかし、昨今の経済不況から、現在公道を走る車両において、古い年式の車両が多くを占める傾向が顕著になりつつあります。この記事で参照されている(恐ろしいほど減少している)新車登録台数などのデータはとても興味深く現在のニュージーランド経済の指標のひとつになっています。


The recession has fuelled a sharp rise in the age of the country's car fleet as Kiwis hold off spending and make their wheels last longer.

景気の低迷は、(人々へ)消費を抑え車を買い替えさせることなく、(国内において)年式の古い車の所有を急激に上昇させている。

Since the end of 2007, when the world economic crisis kicked in, the average age of the cars and vans on the nation's roads jumped by a year to break the 13-year mark.

2007年の年度末から、世界経済危機が始まったとき、ニュージーランド国内で登録されている車やバンの平均年式は13年落ちまで急激に上昇した。

It had been creeping up even before the crisis and is now at 13.25 years and rising.

それは金融危機の前よりも少しずつ上昇し続け、現在この平均年式は13.25年落ちでさらに上昇している。

The rapid ageing is a result of the sharp fall in the number of new and used cars imported as drivers chose to eke out the miles in their old cars.

急激な高年式の車両が増える結果、新車や中古車の販売が急激に減少しており、もうしばらくの間は運転者が古い車で間に合わせていることを選択している。

In 2007, a total of 197,836 new and 120,382 used cars were imported and registered, according to New Zealand Transport Authority data. In 2009, that fell to 123,161 and 68,757 respectively.

ニュージーランド運輸省のデータによると2007年において、197,836台の新車が、120,382台の輸入中古車(その多くは日本から輸入されたもの)が登録されていた。2009年では、それぞれ123,161台の新車が、68,757台の中古車が登録されている。

Life seems to be returning to the motor vehicle market, with December sales of new cars up 14.5% on 2009, but the fleet will continue to age, says Perry Kerr, chief executive of the Motor Industry Association.

自動車業界の市場は2009年の12月に新車の販売台数が14.5%上昇しその生活を戻しつつあるように見えるが、事業用車両は継続的に古いままになっている、自動車産業協会のピーター・カーは述べた。

He predicts the average age of cars will blow out to 14.5 years because New Zealand cannot import cars fast enough to replace the ageing cars on the road.

彼は、ニュージーランドは古い車を総入れ替えできるほど早く輸入することができないため(それほどの活発な消費をもたないため)、公道を走る車両の平均年式は14.5年落ちを超えると予測している。

"The ageing is just going to keep going," Kerr says. "There's a huge hump of 1995, 1996, and 1997 vehicles on the road. They represent about 23% of the whole fleet."

古い車両は増え続けている、カーは述べた。現在公道には、1995年式、1996年式、と1997年式の車両が最も多く、これらの車両すべて足すと全体の23%を占めている。

The government is aware of the issue, Kerr says, and there are big questions to answer about the cost, both in monetary and environmental terms, of keeping more older vehicles on the road.

古い車を公道に残すことによる金銭的な問題と環境の問題について大きな疑問が存在していることを政府は気づいている。

(中略)

"It was very easy in those days when the finance companies were around," Roberts said. "It is now a lot harder to finance a car."

その頃は車を買うためにお金を貸してくれる金融の会社がそこらじゅうにあった。いまでは、借金をして車を買うのは難しくなっている。

Roberts expects government policy to come under the spotlight, especially when the start of 2012 sees the introduction of tough new emissions standards for imported cars, which he says will further dampen import numbers.

ロバートは政府の政策が注目を集めるだろうと予測している、特に2012年には輸入中古車に対しさらなる厳しい排ガス規制が予定されており、この法規により輸入中古車がさらに減少するだろうと述べた。

Kerr said the association planned to talk to the government about whether New Zealand should introduce a "scrappage" scheme, subsidising trade-ups to get environmentally damaging, and increasingly unsafe, older cars off the road.

カーは自動車協会は、ニュージーランド政府が、環境を破壊するもの、安全でなくなったもの、古い車両などを公道からなくすために、それらの車両と引き換えに補助金の投入する、廃棄物(スクラップ)スキームを提言すべきであるかどうかについて話し合う計画があると述べた。

During the financial crisis, governments in other developed countries introduced the schemes, although somewere generally designed to keep car manufacturers in business because consumers were unwilling to open their wallets to pay for a new car.

金融危機の最中、他の先進国の政府は新車を買おうとしない消費者を喚起し自動車産業の事業を継続させることを目的としたスキーム(減税等)などの措置をとっている。

"We will start to talk to the government as to what they will do," said Kerr.

私たちは政府が何をするのか彼らを話し合うことを始めるだろう、とカーは述べた。

In addition to the rapid ageing of the car fleet, the recession has resulted in a steady increase in the number of people "parking up" cars so they do not have to pay for registration or warrants.

古い車両が急激に上昇していることについて追加すると、景気の低迷の結果、登録料と車検代を払う必要がないことから、車を車庫にいれておく人々の数が確実に増加している。

At the end of 2005, 5% of the passenger car and non-commercial van fleet was parked up. That has risen to nearly 6%, representing an extra 21,000 cars and vans parked up since the financial crisis began to bite in 2008.

2005年において、乗用車両と事業用以外の貨物車両のうち5%が登録されていなかった。その割合は6%近くまで上昇しており、2008年の金融危機から21,000台もの車両とバンが追加されることになった。

Today 164,732 cars and vans are officially parked up and should not be driven.

今日、法的に車庫に入れられ公道を走るべきではない車両とバンが164,732台もある(注)。


注: ふつうに原文をそのまま読むとなんのことかはっきりしないが、おそらくは人々が車両を登録しないで(または登録料を払えないので)そのまま公道を走っていることを示している。仕事をしている(または収入がある)人々の車両のほとんどは登録も車検もしっかり取得しているのが当たり前だが、ちょっと違うところに足を伸ばしてその辺に止めてある車両を確認すると、登録も車検もされていない車両がごろごろしている。日本では考えられないが、この未登録の車両がもし警察に捕まっても$200の罰金にしかならないので再犯があとを絶たない(その罰金さえ払わない輩が多い)。少し脱線するが、ちなみにこのような車両と事故を起こしても、もし自分たちに非がなくとも、自分の車両は自分で直さなければならないことになる。これは、裁判沙汰に持ち込んでも彼らは出廷はしないしもし捕まえても収入のない彼らから得られるのは毎月わずか数ドルの賠償金が得られるのがぜいぜい(なのですべて回収するのに数十年かかる)。ACCがあるので民事訴訟になることはないが、なぜかこのようなバカな話がニュージーランドでは普通にまかり通っている。

ネタ元:http://www.stuff.co.nz/business/money/4546733/Nations-old-cars-go-round-the-clock-again

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