2011年5月19日

人種差別のチラシが郵便受けに

当日記事にできなかったのであらためて。

記事元では、彼らのグループがニュープリマウスでチラシ配りをしたことが報じられています。ちなみにこの問題は数日前のクロースアップでも取り上げられ、このチラシを配っている団体の代表、カイリー・チャップマンが出演していました。彼はクライストチャーチ出身で右よりの団体、Right Wing Resistance(ライトウイングレジスタンス)を率いており、アジア人へ向けた、特に中国からの富裕層をターゲットにした人種差別運動を2年ほど運営してきたようです。


クロースアップでの彼の言動でちょっと面白いと感じたことが2つあったのでそれを簡単に。

ひとつは、クロースアップの番組でも、この記事元でも、彼は何人のメンバーがいるのか、戦略上の理由ということで、明らかにしようしてません。これ、最初逃げているのかなと思いましたが、おそらくそうではなく、数人の個人で行動しているのか、数十人の団体で行動しているかによって警察や行政の対応の変わるはずで、もう少し穿った見方をすると、彼の周辺には、彼がどうしても迷惑をかけたくない人々がいるように思われます。なので、もし彼が捕まることがあるのなら、彼一人で十分だと、彼自身が望んでいるように感じました。

もうひとつは、クロースアップのホストのマークが、ニュージーランドは他民族文化であると思うが、と(かたわらに座っていた中国人女性へ)話し、討論を促したとき、彼は、だから私たちにも同じ権利がないのはおかしいいと主張していたことです。例えば、政府は移民向けのサポート、英語を話せない人々のサポートに税金を投入し支援しています。ところが、このような税金によるサポートはKiwi向けには用意されていません。雇用に関しても同様で、英語以外の言語を話せないKiwiはアジア人が経営する職場にはなかなか就職できません(成人が英語以外の他の言語を学ぶことにおいて教育費用などを政府が支援していない)。おそらく、彼が指摘している不満の一部は、このあたりの社会的な不平等感からくるものが少なくないように思います。まだアジア系の移民問題が顕在化しなかった10数年前までは彼らの立場はそれほど悪くはなかったと思います。そしていま、圧倒的に有利だった彼らの立場を脅かしているのは、増えてしまった移民であり、彼らが以前もっていたアドヴァンテージがなくなりつつあること、よって、彼らのように、自分たちが危機にあると主張する意見が出てくるのは、自然の成り行きのように感じます。


NZヘラルドからアジア系人口の数字を。

At the last census in 2006, the Asian ethnic group (which includes people from the sub-continent) totaled 354,552 people (9.2 per cent), making it the fourth largest ethnic group in New Zealand, following European, Maori and "other ethnicity".

2006年の統計では、アジア系(亜大陸を含む)の人口は合計で354,552人(9.2%)で、ニュージーランドにおいて、ヨーロピアン、マオリ、他の民族に次ぐ4番目に大きい民族になっている。

Almost one in five (18.9 per cent) people in Auckland identified with one or more Asian ethnic groups, the highest proportion in the country.

オークランドにおいて5人のうちほぼ1人(18.9%)が、ひとつ以上のアジア民族と特定されており、オークランドはニュージーランドで最もアジア人の人口比率が最も高い都市になっている。

Those of European ethnicity are forecast to drop from 76.8 per cent in 2006 to 69.5 per cent in 2026.

それらのうちヨーロッパ民族の人口比率は、2006年の76.8%から、2026年には69.5%に減少すると予測されている。

Mr Spoonley says the growth of immigration from Asia has been "enormous" since 1986, particularly since 2000.

スプーンリー氏は、アジアからの移民の成長は1986年から膨大で、特に2000年から増大している、と述べた。

"I've done some forecasts as well ... my pick is that a quarter of Auckland will be Asian by 2016."

私もこのことについて予測をしてみた...2016年にはオークランドで4人に1人はアジア人になるだろうと考えている。


郊外の土地や農地が近い将来宅地になると考えると、ニュージーランドの居住地としての魅力はまだまだ高いと思います。国がその空いた土地のすきまを埋めるようにさらなる移民政策をとれば、やはりアジア人は今後も増えるように思います。

ネタ元:http://www.stuff.co.nz/taranaki-daily-news/news/4998125/Racist-flyers-in-letterboxes

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