2011年6月17日

6月13日ChCh大地震 - その後

2月の地震と同様に震災ライブアップデートを掲載し詳細をお知らせしようとしていましたが、今回の震災ではその更新記事が最初の2日目でなくなっています(しかも主要紙すべてです。今回の地震は2月の余韻があるうちに起きており、おそらくは人々も対応できているため、情報を分散させないように配慮しているのかもしれません)。

このログでは、2日以降で気になった記事をミニヘッドライン形式でアップしておきます。

ANZバンクチャンバー建物ドームが盗難?


歴史的建造物のひとつ、リッチフィールドとハイストリートの角に建てられていたANZバンクチャンバーの建物の上に乗っていたドームが盗難されくず鉄として転売されているのではないかと警察が調査を始めています。このドーム、上の写真で転がっている銅製のものです。ちなみに、この建物は1915年に建築されたものだそうです。もしスクラップで転売されている場合、銅の取引価格はキロ当たり$7.50と微妙な値段なので(たいした利益にはならない)、そのままどこかその辺に転がっているかもしれません。

Detective Senior Sergeant David Harvey confirmed yesterday an investigation was under way to find out what had happened to the dome that sat on top of the old ANZ Bank Chambers on the corner of Lichfield and High Sts.

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保険会社の便乗値上げに警告


地震が起きていなかった間、保険会社はその保険料の値下げをしていないので、今回の地震で必要以上の値上げをすることは適切ではないと、オークランド大学のエコノミストが指摘しています。その主張はわからないでもないですが、もし資金がショートすると保険会社自身が生き残れなくなく可能性はあるので、値上げをしないように訴えるよりも、値上げはある程度自由にさせて、それを顧客が選択するほうが健全かもしれません(ただし、保険会社同士の価格カルテルは完全に払拭する必要はあると思います)。

Auckland University economist Rhema Vaithianathan said any perception New Zealanders will cop a higher re-insurance levy because of the Christchurch earthquakes has absolutely no logic. She said our insurance premiums were rising by more than the rate of inflation before the September earthquake. "Every year we didn't have an earthquake our insurance prices didn't fall, so the year we have an earthquake I don't see why our insurance prices should rise, she said.

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恐怖を語るクライストチャーチ警察署員

クライストチャーチセントラルステーションで働いていた職員が、複数階を持つ建物内で働くことが恐ろしくてセントラルには戻れないと苦情を申し立てているようです。彼女いわく、もしセントラルステーションで働くことを強制されるなら、私を解雇してほしい、と述べています。建物自体は検査され問題がないとの報告が出されているようですが、余震による揺れが続いており、他にも建物内で働くことに不安をもっている警察署員も複数いるようです。また、警察本部は否定していますが、早期退職や長期の病気療養を申請するオフィサーもいるようです。

District commander Superintendent Dave Cliff said there was "no sign of any new structural damage or additional stress on the building". However, he said staff would not be forced to work in the multi-storey station. Up to 500 people work at the station. An officer said she had refused to work at the central station since February 22. "I can't face going back in. It's a scary, scary building ... if it came to them telling me I had to go to work at central, then I would say, `you'll have to sack me then'."

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有無を言わさず解体される建物

クライストチャーチCBDにあるレッドゾーン内にある建物を解体するさいに、ビルの所有者がそのプロセスを決めることができていたようですが、13日に発生した地震により倒壊してしまったビルや、倒壊の恐れがあるビルが多く危険性が増していることから、これらの建物をCERA(クライストチャーチアースクェイクリカヴァリーオーソリティー)の認証を受けた解体業者のみこの区域に立ち入ることができ、その作業にかかる費用をビルのオーナーへ請求するようです。安全であることが最優先されるためほぼ強制的に実施されるようですが、その解体費用が高額になる場合などにおいてどう対応するのか、まだ議論の渦中にあるようです。。

City Owners Rebuild Entity founder Ernest Duval said that in a meeting with the Canterbury Earthquake Recovery Authority (Cera) on Wednesday owners were told buildings classed as "urgent" would be demolished by Cera's contractor at the owners' expense.

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資金援助を求める大勢の事業主

頻発する地震と余震により、クライストチャーチのビジネス界はかなり疲弊してます。いまのところ資金援助の申請が375件も受理されており、援助がなければビジネスを継続することができない事業主がかなりいるようです。目標ファンドは$20ミリオン。申請1件あたり$5000から$50,000の範囲で資金提供ができるのではないかと見積もられています。

The fund was set up with $2.5 million seed funding from Government and another $2m had been donated by the business community to help sound but earthquake-affected businesses continue trading. The target for the fund is $20m. Trust fund executive director Louise Edwards said applications for funding had ranged from $5000 to $50,000.

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なぜか倒壊した新築のビル


この写真の女性が$400,000をかけて後ろのビルを建てたところ、今回の震災で傾いてしまったそうです。この修理に$95,000が見積もられているようですが、それ以前に、なぜ地震に耐えられるように設計されたビルが傾いてしまったのか、クライストチャーチシティカウンシルへ苦情を申し立てしているようです。

Crouch is demanding to know how a new building signed off by builders, architects, engineers and the Christchurch City Council could perform so poorly in the quake. "I want answers because I don't want this to happen to anyone else. If my girls were in there how would I be able to live with myself," she said.

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引越しが計画されるカセドラル


現在倒壊の危機にあるカセドラルを解体し、市の西側に移転する計画が浮上しています。

Christchurch Cathedral would only be demolished and rebuilt further west as part of a greater shift to the city's centre, its senior clergyman claims.

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クライストチャーチで重大な人員削減



クライストチャーチにあるVbaseというクライストチャーチカウンシルが所有する会社で6月30日に150人以上の人々を解雇するという通知をしているようです。2月22日以前では、フルタイムの従業員が99人、パートタイムの従業員が96人、そして700人以上のカジュアルワーカーがいたようです。この人員削減により、震災被害が続くカンタベリーの人々にとってさらなる試練が予想され、仕事も家も失くしてしまう人々がさらに増える可能性があります。

Quake-hit venue management company Vbase has cut more than 150 fulltime equivalent jobs as part of restructuring plans. In a media statement, Vbase said 45 fulltime staff would lose their jobs on June 30, while the number of part-time and casual staff had been reduced "in line with the dramatic reduction in event numbers". Before the February 22 quake, the Christchurch City Council-owned company had 218 fulltime equivalent jobs, consisting of 99 fulltime, 96 part-time and more than 700 casual positions.

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6月の震災後メディアの立ち入りが許可されたときに撮影された写真です。2月の震災の後にさらに損傷してしまった建物がかなり増えています。


















クライストチャーチ復興の情報はこちらから。

クライストチャーチ地震復興局 (CERA)

クライストチャーチシティカウンシル

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