2011年6月3日

ワイヤレス電話はガンを誘発するのか?

日本の報道では若干悲観的にもとれる報道をしており、その内容にちょっと違和感を感じたので、ここ2~3日これに関する記事だけをずっと読んでいました。結果を先に言えば、(現状において)それほど深刻な状況ではないように思います。中立的な視点と電話の使用でどのくらいの影響があるのか等を明確に説明しているNZヘラルドを記事元で。


Wireless telephones - both mobile and cordless landlines - are possibly carcinogenic, according to an international report.

無線電話 - 携帯と固定回線を使うコードレス電話、両方とも - 国際報道によると、それぞれ発癌性の可能性があると報じている。

But next-generation cellphones are less harmful as they are more efficient and transmit at lower power levels.

しかし、次世代の携帯電話は低い電力レヴェルでさらに効率よく電波を送信するので害が少ない。

A week-long meeting of 31 scientists in France for the World Health Organisation concluded radio-frequency magnetic fields from wireless phones were "possibly carcinogenic" to users.

フランスで行われた31人の科学者の一週間にわたる世界保健機関のミーティングはワイヤレス電話から発せられる無線波磁場は、ワイヤレス電話を使う人々へ発癌性のある可能性があることを結論付けた。

This was based on evidence of an increased risk of glioma, a type of brain cancer.

これは脳腫瘍のひとつであるグリオーマのリスク増大による証拠から得られている。

The evidence, however, was considered limited for glioma and acoustic neuroma, "and inadequate to draw conclusions for other types of cancers".

その証拠は、グリオーマと聴神経腫のため限定的なものと考えられていたが、他のタイプのガンの結論を引き出すには不適切だった。

Limited means a causal relationship is credible, "but chance, bias or confounding could not be ruled out with reasonable confidence".

限定的が意味するのは因果関係が確かにみられること。しかし、偶然や偏見または混乱や当惑などを、根拠ある自信をもって除外できなかった

The findings were released by the International Agency for Research on Cancer.

この調査結果は国際ガン研究機関により公表された。

The head of the agency's working group on the issue, Dr Jonathan Samet, of the University of Southern California, said: "The conclusion means that there could be some risk, and therefore we need to keep a close watch for a link between cellphones and cancer risk."

この論点で調査をしているエージェンシーグループの代表である、南カリフォルニア大学のドクタージョナサン・サメットは、この結論はいくつかのリスクがそこにあること、そのため私たちは携帯電話とガンのリスクとの関連において注視し続ける必要がある、と述べた。

Agency director Christopher Wild said until more research was done on longer-term heavy use of mobile phones, "it is important to take pragmatic measures to reduce exposure, such as hands-free devices or texting".

エージェンシーディレクター、クリストファー・ワイルドは携帯電話を使うヘヴィーユーザーを長期的に調査したさらなる研究が出されるまで、それは、電波の影響を減少させるために、ハンズフリー機器またはテキストを使うなど、実務的な改善策をとるために重要だと述べた。

The agency said the scientists didn't quantify the possible risks, but it cited one study, up to 2004, which showed a 40 per cent increased risk of gliomas for the highest category of heavy users - an average of 30 minutes a day over a 10-year period.

エージェンシーは、科学者はどのくらいリスクがあるのか定量化できなかった、しかし、あるひとつの研究を指摘しており、それは2004年のもので、ヘヴィーユーザーのカテゴリー内でのグリオーマのリスクが40%も増加したのを示している - 一日あたり平均30分の使用で10年間使用していたユーザーを指している。

Professor Alistair Woodward, the head of Auckland University's school of population health, said the "possibly carcinogenic" finding was significant.

オークランド大学のポピュレーションヘルスオブスクールの代表アリスター・ウッドワード教授は、発癌性の可能性の調査は重大だと述べた。

"It does signal we can't put this issue to bed. We have to keep working on it ... [but] there's no sign of a lung cancer [and smoking] story."

私たちはそのシグナルを寝室に置いておけない。私たちは働き続ける必要がある... しかしそこには肺ガンと喫煙の物語のサインはない。

The university had proposed studying people aged 10 to 24 for increased brain-cancer risk linked to cellphone use because past research was in adults, yet cellphones were now widely used by young people.

大学は10歳から24歳の勉強をしている人々に携帯電話の使用に関連した脳腫瘍の危険性が増大していると提案した、なぜなら過去の調査は成人だけを対象にしており、現在、携帯電話は若い世代により広く使用されていると考えられているため。

Martin Gledhill, senior science adviser at the National Radiation Laboratory, said there was uncertainty in the evidence relied on by the agency of a small increased brain-tumour risk for long-term cellphone users.

ナショナルラディエーション研究所のシニアサイエンスアドヴァイザー、マーティン・グレンドヒルは、そこには長期にわたって携帯電話を使用しているユーザーへ、脳腫瘍の小さなリスクが増加しているとするエージェンシの証拠に依存することにおいて不確定要素がある、と述べた。

"The data on which this conclusion is based mostly arises from older technology phones. New technologies - 3G/XT/CDMA - produce much lower exposures than these phones."

この結論のデータにおいて古い技術を使っている電話からほとんど発せられている - 新しい技術 - 3G/XT/CDMA - は、それらの電話よりもとても低い露出に抑えている。

Occupational health specialist Dr David Black, of Auckland University, said the agency had chosen the correct category. There was no confirmed evidence, nor even a seriously hypothesised mechanism by which cellphone use could cause cancer.

オークランド大学の労働保健の専門家ドクターデヴィッド・ブラックはエージェンシーは正しいカテゴリーを選んでいると述べた。そこには、確認された証拠はなく、どの携帯電話を使うことによってガンの原因となるのか、じっくり検証されたメカニズムもない。

DEGREES OF HARM

有害性の程度

1. Causes cancer in humans - For example asbestos, tobacco smoking, ultraviolet radiation.

1. 人体へのガンの原因 - 例えば、アスベスト、喫煙、紫外線など。

2A. Probably carcinogenic - Anabolic steroids, diesel engine exhaust, emissions from high-temperature frying, shift-work that disrupts body rhythms.

2A. おそらく発癌性に - 同化ステロイドホルモン、ディーゼルエンジンの排気ガス、高温の揚げ物油からの汚染物質、体内リズムを狂わせる交代勤務の仕事

2B. Possibly carcinogenic - Gasoline, coffee, pickled vegetables, carpentry, and now wireless phones.

2B. 発癌性の可能性 - ガソリン、コーヒー、漬物野菜、大工品、そして無線電話(が追加された)

3. Cancer-causing capacity not classifiable - Fluorescent lighting, tea, chromium.

3. ガンの原因(を持つ)とは分類されない - 蛍光灯照明器具、茶、クロム類


この表からいえることは、ディーゼル車の排ガスや揚げ物油の臭いをかぐより安全で、蛍光灯にさらされるよりも有害で、そしてガソリンやコーヒーと同等の危険があると述べられています。ただ、無線電話を具体的にどのくらいの時間使えば影響を及ぼすようになるのか、ここがまだ明確にされていません。なので、(もし携帯電話を頻繁に使っている人でガン家系の人は)今後の調査結果をこまめにチェックする必要がありそうです(上記の観点から考えると、、この記事はおそらくはあおり記事だということがはっきりすると思います。覚書まで)。

ネタ元:http://www.nzherald.co.nz/nz/news/article.cfm?c_id=1&objectid=10729576

0 件のコメント:

コメントを投稿