2011年7月15日

開き直ったホネ・ハラウィラ氏

標題は記事から直接引用しています。開き直ったというよりも、開き直らざるを得ない状況に陥ったという表現のほうが正しいと思います。

最初に、この議員の宣誓は英語でなくとも、公用語であるマオリ語を使用しても問題ありません。

彼とスミス氏のやりとりをテレビでみたところ、スミス氏がマオリ語をちゃんと理解できているのかどうか、ちょっと疑問が残ります。彼はハラウィラ氏の言葉ではなく、マオリ語を使ったために退場を命じたようにも見えます(だとすれば大問題です。まさかだとは思いますが……そのあとの議会に飛び交ったマオリ語の野次はそれを批判しているようにみえました)。今日15日には、マオリ党がこのハラウィラ氏が宣誓の中で宣誓しようとした、ワイタンギ条約を宣誓文の中にいれるべきだと、彼の行動を支援しています(議会制以前の条約のため(国が先か法が先か)かなり微妙な判断がそこにあります。原本に忠実であるなら、この宣誓文は入れるべきかもしれません)。

Mana Party leader Hone Harawira was thrown out of Parliament today when he tried to pledge allegiance to the Treaty of Waitangi during a swearing-in ceremony.

マナ党リーダー、ホネ・ハラウィラ氏は、セレモニーの宣誓の中でワイタンギ条約に忠誠を誓おうとしたところ、今日議会から追い出されてしまった。

When asked to read the affirmation, Mr Harawira instead read from a page in Maori, and Speaker Lockwood Smith asked him to leave the House.

宣誓文を読むことを聞かれたとき、ハラウィラ氏はマオリ語で書かれたものを代わりに読み始めたところ、スピーカーロックウッドスミスは彼に議会から退場することを命じた。

(中略)

Dr Smith said Mr Harawira could try again the next day Parliament sat, which is on August 2.

ドクタースミスはハラウィラ氏へ次回の議会招集日である8月2日に宣誓をやり直すよう伝えた。

Following his expulsion, Mr Harawira was greeted on Parliament's forecourt by more than 100 supporters performing haka and waiata.

彼の退出に続いて、ハラウィラ氏は議会前に集まりハカとワイアタを彼へ捧げた100人以上の彼の支持者へ挨拶をした。

Addressing them, Mr Harawira said Dr Smith had denied him the opportunity to raise the treaty as part of his affirmation.

ハラウィラ氏は、彼の信条であるワイタンギを共に宣誓しようとしたところ、ドクタースミス氏に否定されたことを彼らへ伝えた。

"It's a signal of exactly where we are and where we go as a people."

それは、そこからしか私たちは人としてなり得ない、というシグナルのひとつだった。

Mr Harawira repeated the oath he had begun to read in Parliament, translating it into English.

ハラウィラ氏は議会の中で宣誓文を繰り返し読んでいた、英語に訳しながら。

"I, Hone Pani Tamati Waka Nene Harawira, swear that I will be faithful and pledge true allegiance to the Treaty of Waitangi," he said.

私、ホネ パニ タマティ ワカ ネネ ハラウィラは、ワイタンギ条約の宣誓を誓うつもりだ、彼は述べた。

"That I will be honest and forthright in my efforts to advance the rights of the people of Tai Tokerau, that I will do my upmost to help all Maori people become full and valid citizens of this land, and that I will do whatever I can to reduce the inequalities in this country."

(それは)私は、タイ トケラウの人々の権利を進歩させる、自分の取り組みに正直かつ率直で、すべてのマオリの人々がこの土地に住む合法的な市民となることに全力を尽くすこと、そして、この国にある(人々の間にある)格差を減らす私にできる何かをするつもりであること、を述べている。

Speaking to reporters afterwards, Mr Harawira said there was scope for the oath to proceed, but Dr Smith had chosen not to allow it to happen.

そのあと記者に話したところ、ハラウィラ氏は宣誓の手順の展望があったが、ドクタースミス氏はそれをさせることを選択しなかった。

"The formal affirmation was the last part of the statement but I never got a chance to say it."

正式な宣誓文は声明文の最後の部分にあったが、それを宣言する機会が与えられなかった。

(中略)

"That's something that perhaps he has to think about, particularly given that he has allowed numerous others to affirm in different ways in the past - rules for some and rules for others."

彼はそれについて考えるべきだ、特に彼は過去に他の人々へ違った方法を用いて宣誓をさせている - 誰かにルールを適用するなら、それはすべての人々に平等であるべきだ。

(中略)

Asked about losing out on his salary until he was sworn in, Mr Harawira said he did not put himself forward for the money.

もしそれについて宣誓しないと議員給料を得ることができないと指摘されると、ハラウィラ氏はお金のことなど眼中にないと述べた。

"I do this because the people demand change, because there's a need for an independent voice in the house, and not just a translation service for other parties."

私は人々が変化を要求している以上これをやらなければならない、なぜなら議会には独立した意見が必要で、他の政党がやっているような、翻訳のサービスではない(彼らのそれは人々の声を反映していない)。



読者の方へ:(書いている途中でやることが増えてしまい)ちょっとまとまった時間がとれなかったので全文とはいきませんでした。彼の発言の骨子は読み取れると思います。その点を差し引いて考慮頂ければと思います。


この日の夜に放映されていたマオリのテレビ番組をみていたら、彼がやろうとしていたことを高く評価していました(ひとつ残念だったのは、マオリの民族衣装の蓑が彼の肩から落ちたことだけだと思います)。特筆すべきは、彼がやろうとしたことは、(ある領域において)決して間違ってはいません。むやみやたらなパフォーマンスではなく、ちゃんとした歴史的な解釈と考証を元に行動しています(それを知らない国民党の議員は下手な野次を飛ばしていました。議会は常に平等であるべきだと思います)。

ちょっと本題から外れますが、(その風貌と発言から)ウィンストン・ピーターズを石原慎太郎になぞらえる方がたくさんいますが、どちらかといえば、(言動と行動をみると)ホネ・ハラウィラ氏のほうが石原さんに近いかもしれません。日本国内に住む日本人が20%を切るような日がくるとすれば、ハラウィラ氏のような政治家が日本に出てきてもおかしくないように思います。

ネタ元:http://www.nzherald.co.nz/nz/news/article.cfm?c_id=1&objectid=10738481

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