2011年7月20日

5つのパスポートを持つイスラエル人

追加: この件、ジョン・キー首相が全否定しました。 5つのパスポートを持っていたイスラエル人は存在せず、死んだイスラエル人とスパイとの関連性はなく、またイスラエルのスパイが国(警察)のデータベースにアクセスした証拠もないとのことです。しかし、いくつか不審な点があります(追記にて後述)。

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5つのパスポートを持つイスラエル人がクライストチャーチ地震で亡くなっていることが明らかになりました。ニュージーランド国内で活動するイスラエルのスパイではなかったのではないかと疑惑が持たれています。気になったところを簡単に。


There are reports the SIS has been carrying out a full audit of the police national computer system following concerns it may have been hacked by Israeli spies.

イスラエルスパイによってハッキングされていた懸念から、SISが国の(重要な)コンピュータシステムの全面監査を実施していると報告されている。

Three Israelis died in the quake, and one of them is said to have been found carrying at least five passports.

3人のイスラエル国籍の人々が地震で亡くなっており、うち1人が少なくとも5つのパスポートを所持していたことが明らかになった。

He was Ofer Mizrahi who was crushed by falling masonry in a parked van in Gloucester Street. His three compatriots, who were also in the vehicle, managed to escape. Within 12 hours of the quake they had met with Israeli officials and left the country the Southland Times says.

彼はオフェー・ミズラヒで、グロウスターストリートに停めてあったバンの中で落下した瓦礫(レンガ)によりつぶされていた。彼の同胞もその車の中にいたが、何とか脱出していた。(その同胞は)地震が起きて12時間以内にイスラエルオフィシャル(外交官)と接触し、そして出国していた、サウスアイランドタイムズは述べている。

Veteran journalist Fred Tulett, who edits the Southland Times and unearthed the story, told Radio New Zealand today : "I spoke to the Israeli ambassador last week and he confirmed to me that he took them to the airport so obviously it was organised at a quite high level".

ベテランジャーナリストである、新たにこの物語を発見したサウスアイランドタイムズの編集者フレッド・トュレットはラジオニュージーランドにこう話した: 私はイスラエル大使と先週話し、彼は二人を空港へ連れて行ったことを認めており、そのため、それは明らかに上層部が組織したものだったことが考えられる。

The incident attracted high level interest from Israel, with its Prime Minister Benjamin Netanyahu reportedly making four calls to his Kiwi counterpart John Key that day. The Israeli ambassador for the South Pacific flew into Christchurch to visit the morgue and an Israel urban search and rescue squad was flown in.

この出来事はイスラエルから高い関心がもたらされ、伝えられるところによると、ベンジャミン・ネタニャフ首相がジョンー・キー首相へ4回も電話をしていた。サウスパシフィックのイスラエル大使はクライストチャーチにある死体安置所を訪れ、イスラエルのアーバンサーチレスキュー隊も現場へ向かっった。

However, the search and rescue squad did not have the correct accreditation and their offer of help was rejected by New Zealand authorities after they had arrived in the country.

しかしながら、サーチアンドレスキュー隊は(レスキューとして)的確な身分証明書がなかったため、彼らが国内に到着したのち、ニュージーランド当局は、彼らのオファーを拒否していた。


ここまで読んでピンときた方はたくさんいらっしゃると思います。そういえば、あの震災のゴタゴタの中、ニュージーランド当局がイスラエルの支援を断ったことが報じられ、あのときすでにスパイ疑惑が囁かれていました。

では続きを。

Members of the squad were later discovered in the cordoned off area in the city centre, and were removed by armed New Zealand officers.

シティセンター内の立ち入り禁止内にいたスカッドチームがのちに発覚し、ニュージーランドの武装警官により引き戻されている。

A forensic analysis team was also flown in from Israel to help with the identification of quake victims, and their help was readily received.

イスラエルからの犯罪分析チームも現場に飛び、震災被害者の身元の特定を助け、彼らの支援をためらうことなく受け入れていた。

However, the SIS grew suspicious and once it was realised the group would have access to the national police computer system a full audit was ordered.

しかしながら、SISはそのグループが国家警察のコンピュータにアクセスできていたことから彼らへの疑惑が浮上し、コンピュータの全面監査が要請された。

"We were concerned that could have happened," an SIS officer told the Southland Times.

私たちはそれが起きていたことに懸念を持っている、SISオフィサーはサウスアイランドタイムズに述べた。

"It all looks suspicious, but a lot of what the Israelis do raises suspicion. So lots of smoke but we haven't found any fires. The file remains open though."

それすべてが疑惑の渦中にあるが、イスラエルが疑惑になることをたくさんしていた。それはたくさんの疑惑(煙)だが、私たちは事実(火元)を見つけてはいない。しかし、その要請は続けられている。

Tulett told Radio New Zealand that whether any of the Israelis were spies or not was "suspicion rather than certainty".

トュレット氏はラジオニュージーランドに、そこにイスラエルのスパイがいたかどうかは、それは確信よりもむしろ疑惑だと述べている。


テレビをみていると、彼らはミーティングをしていて、その直後に震災にあったのではないかと報じていたので、何かをしようとした矢先の事故の可能性もあると思います。ちなみに、震災でなくなった方のリストを確認すると、たしかに3人のイスラエル人が記載されています。残念ながら、彼ら全員が本名を名乗っているかどうかまではここでは確認できません。


追記: すでに首相より完全否定されているので憶測は禁物ですが、あの震災の最中の報道と、その時系列をみると、明らかにイスラエルだけ違った行動を即座にとっていたことは事実です。ひとつは、頼みもしないのに捜索隊を送りつけてきたり(支援要請前だったので、正式なビザが発行されておらず、その後の活動も許可されなかった)、そして、もうひとつは複数の死体検死官を送ってきたことです(市内の立ち入り禁止でイスラエルのグループが活動していたと報じたのはおそらく今回が初めてで、当時は報道されていなかったと思います)。そして、なぜイスラエルの外交官が(メディアである)ジャーナリストへ不用意な発言をしたのか、この3点において、あまりに不自然です。

情報を混乱させるためにいたずらに情報をリークするのは彼らの世界では常套手段であり、その外交官は、その案件を政府レヴェルまで引き上げ、キー首相の言葉で完全否定させるのが目的だった(つまり首相を使って否定させること)、という筋書きがあったとしてもおかしくはないです。実際、完全否定していたジョン・キー首相の表情をみていると、表情に冴えがなく、また目が笑っていなかったので、あの時点でイスラエルの首相から何か連絡があったと疑われても致し方ないように思います。

また、コンピュータへアクセスしたときの痕跡を残すイスラエルのスパイがいるのかどうか、 この点もすっきりしません(もしそれが事実で深読みすることが許されるなら、死亡したイスラエル人の身元がデータとして記録されることに問題があったのでないかと推察されます)。彼らがこのようなセキュリティの高い場所にアクセスするには、上層部にいる人間のアカウントを使うのが常で、リスクを伴うハッキングは通常しません(ロシアのエージェントが西側に浸透するのは、この上層部の持つアカウントを入手しセキュリティを無力化してから彼らが必要とする仕事をしていたようです)。

実際のところはどうなのか、もし続報があれば取り上げたいと思います。

ネタ元:http://tvnz.co.nz/national-news/israeli-killed-in-chch-quake-had-five-passports-4313751

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