2011年7月5日

NZバスが顔を隠した女性を乗車拒否

イスラム教の女性たちが宗教上の理由によりバークァ(ニュースを聞いているとそう聞こえます。和訳でブルカです)を着ていますが、バスに乗車しようとしたところ、顔が隠されていることを理由に乗車拒否されたようです。このバスの乗車拒否は2件の事例が報告されています。



Prime Minister John Key says cultural beliefs should be respected and women should not be discriminated against because they wear a burqa.

文化的信仰は尊重されるべきで、バークァを着ているからといってその女性が差別されるべきではない、とジョン・キー首相は述べた。

A Saudi Arabian student was left crying on an Auckland street after a bus driver refused to let her board because of her Muslim veil.

サウジアラビアの学生が、ムスリムのヴェールを着ていたことによりバスの運転手に乗車拒否されたあと、オークランドの通りで取り残され泣いていた。

The Consulate-General of Saudi Arabia has written to the Government to complain about that incident, and another two days earlier when a driver for the same company, NZ Bus, told another woman to remove her veil.

サウジアラビア領事館はこの出来事に対し政府へ苦情の申し立てを、そして2日前にも、同じバス会社であるNZバスが、もうひとりの女性へヴェールを外すように話していた。

Key said New Zealand was a tolerant and inclusive society.

キー首相は、ニュージーランドは寛容でどんな人でも受け入れる社会だった、と述べた。

''I think where practical, and on both sides, people should respect others' culture and cultural beliefs. There is practical reasons why sometimes a burqa won't be applicable; banks for example for security reasons from time to time they will enforce that.

私は、日常いかなる場所において、人々はお互いの文化的信仰を尊重すべきだ。そこには時折バークァがふさわしくない理由がある; 例えば銀行など、彼らは安全上の理由においてバークァー外すことを強制することがある。

''But for the most part we are a multi-cultural society and we should respect other's cultural beliefs.''

しかし日常のほとんどにおいて、私たちは多文化社会で私たちは他の人々の文化的な信仰を尊重すべきだと思っている。

There was no need to ban the wearing of burqa in public, Key said. France last year passed a law banning the wearing of face veils in public.

公共の場においてバークァを禁止する必要はない、キー首相は述べた。フランスは去年、公共の場において顔をヴェールで隠すことを禁止する法律を施行している。

Key said he was comfortable with women wearing burqa. ''It doesn't offend me. It's part of people's beliefs.''

キー首相は、彼は女性がバークァを着ることに心配はしていなかった。それは私を不快にさせなかった。それは彼らの信仰のひとつだ、と述べた。

However, Labour leader Phil Goff said he personally didn't like the burqa.

しかしながら、労働党の代表、フィル・ゴフは、彼は個人的にはバークァを好まないと述べている。

''But if somebody chooses to wear that, and that's their personal choice, and they're not doing harm to me, then I'm not going to tell that person how they should present themselves.''

しかし、もし誰かがそれを着ることを選ぶなら、それは個人の選択であり、そして彼らの行為は私を傷つけることもない、だから、私は彼ら自身がどのように着こなすのか私は何も言おうとは思っていない。

He agreed with the prime minister there was no need for a ban in New Zealand.

彼は首相が述べているとおり、ニュージーランドでバークァを禁止する必要がないことに同意している。

''When I was a young Catholic kid, all the nuns in those days wore the gown and they had all of their hair covered and we thought nothing of it.

私が幼いカソリック教徒だったとき、その頃すべての修道女がガウンを着て彼らの髪全体を隠しており、私たちはそれはなんでもないことだと考えていた。

''I think it's live and let live. We are a tolerant society.''

私はそれはお互い干渉しないことだ。私たちは寛容な社会だ。

NZ Bus said both drivers involved in the incidents had been sent on counselling programmes and had been found to be suffering from ''maskophobia''.

NZバスは、この出来事に関わった2人のバス運転手をカウンセリングプログラムへ送ったところ、彼らは不潔恐怖症(またはマスク恐怖症)に悩んでいることが発覚した。

''Both drivers ... claim it's not religious ... but they genuinely have a phobia of people wearing masks, hence why we have not dismissed them,'' general manager Jon Calder said yesterday.

両方の運転手 ... それは宗教ではなく  ... しかし彼らは純粋に人々がマスクを着けていることに恐怖を持っており、よって私たちは彼らを解雇するつもりはない、ジェネラルマネージャー、ジョン・カルダーは昨日述べていた。

(中略)

Foreign Affairs Minister Murray McCully said he had not heard from the Saudi consulate but had asked the Ministry of Foreign Affairs for information about the incidents.

外務大臣マレー・マッカリーはサウジアラビア領事館から何も聞いていないとし、 外務省にその出来事について情報を確認すると述べている。


これは今日のクロースアップでも取り上げられていた問題で、ほとんどの人々がその宗教上の理由があるならそれを尊重するべきだという意見が大半で、バス運転手の判断に疑問を投げかけていました。

ただ、ちょっと気になるのは、入国審査でパスポートの写真のページの提示が必須であるのと同様に、写真付きのIDの提示が求められる場所もあるはずで、このような場合はどのように対応しているのか?

もし、彼女たちが入国審査でもヴェールを外すのを拒否できるなら、それは、公共の場所において同様にするべきで、もしそうでないなら、バスの乗車でもヴェールを外し素顔を見せる必要はあるように思います(もしヴェールを付け乗車した人物がバスジャックなどの事件を起こせば、それ以降、乗客の安全を守るための最低限のセキュリティチェックは必然的に必要になるはずです)。 おそらく労働党党首のフィル・ゴフが疑問に思っているのはこのあたりのセキュリティがあいまいになることを恐れているようにも思えます。

ちなみに、オーストラリアでは警察に車を止められたさいに免許証の写真と同じ人物であるかどうか身分証明の確認をするときにヴェールを外さなかったことが問題視され、その後、(警察が身分証明するさいに)ヴェールを外さない行為は違法となりました(ヘルメットを取らないと本人の確認ができないのと同じだという意見です)。

なので、ヴェールを外さない行為を正当化できる範囲において、近い将来、どこかで明確な線引きが必要になるかもしれません。

ネタ元:http://www.stuff.co.nz/national/politics/5231950/All-in-on-burqa-debate-as-woman-kicked-off-bus

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