2011年7月11日

死のリスクを高めるパラセタモール

インフルエンザ感染が原因で生じる高熱を下げるためにパラセタモールを服用することは、死のリスクを高めるという調査結果が出されています。もし、パラセタモールが配合されているパナドール、パナダインを服用している方がいれば、その使い方を見直したほうがいいかもしれません。少なくとも、ウイルスが原因の風邪や病気にはその効果が認められていないようです。


A respected scientific group has recommended not using paracetamol and several other drugs to reduce flu-related fever, saying they may increase the risk of death.

権威ある科学者のグループが、パラセタモールやその他の薬をインフルエンザ感染の解熱のために使用しないことを推奨しており、(その薬を使用することにより)死のリスクを高めるかもしれないと述べている。

The position of the Wellington-based Medical Research Institute contradicts the established advice of the Ministry of Health and the World Health Organisation to use drugs such as paracetamol and ibuprofen to lower a high temperature caused by influenza. Aspirin should not be given to children or teenagers with viral infections.

ウェリントンを拠点とするメディカルリサーチインスティテュートの立場は、インフルエンザによって生じた高熱を下げるためにパラセタモールやイブプロフェンなどの薬を使用することを推奨している世界保健機関や保険省の確立(実証)されたアドヴァイスとは相反している。(ウイルス感染による発熱を抑えるために)幼児または若年にはアスピリンを与えるべきではない。

However, the ministry said last night it expected to change its recommendations following a review.

しかしながら、保険省は(政府の)その推奨が見直しの中で変更されるだろうと昨日述べた。

A high fever makes the sufferer feel terrible, but the institute, led by respiratory physician Professor Richard Beasley, says there is strong evidence the high temperature that can be caused by influenza helps the body to control the virus.

呼吸器官医師プロフェッサーリチャード・ビースレイによって率いられているインスティテュートは、高熱は患者をひどく苦しめるが、そこにはインフルエンザによって生じた高熱が体を助け、ウイルスをコントロールする、強力な証拠があると述べた。

In a letter published in the New Zealand Medical Journal, Professor Beasley and colleagues say there is insufficient evidence to support the use of the fever-reducing "antipyretic" medicines to treat fever from influenza.

ニュージーランドメディカルジャーナルの中で発行されたレターの中で、プロフェッサー ビースレイと同僚たちは、インフルエンザからの熱を治療するために、熱を抑えるための解熱剤の使用を支持するための証拠が不十分だと述べている。

(中略)

But Dr Perrin did not call for health authorities to change their position.

しかし、ドクターペリンは、保険機関が彼らの立場を変えることに同調しなかった。

"We don't think there's enough evidence yet to make a firm stand either way."

私たちはどちらが正しいのか確証できる十分な証拠を持っているとは思っていない。

He also said that although parents were often concerned about their child having a convulsion from a high fever, they were probably not harmful.

彼は、子供が高熱により痙攣を起こすことに心配している親御さんがいるが、それらはおそらく害はないと述べた。

"Most of the data in this area suggests that the risk of febrile convulsions isn't lowered by the use of paracetamol or other antipyretics. It seems that the febrile convulsion itself is to do with the infectious illness rather than the fever per se."

このエリアにあるほとんどのデータは、パラセタモールや他の解熱剤の使用によって、熱による痙攣のリスクは下がらなかったことを支持している。それは、熱による痙攣は高熱が数日続くことよりも、むしろそれ自身が感染した病気により生じているように見受けられる。

Dr Darren Hunt, the ministry's acting director of public health, said clinical practice was tending towards using medicines, if needed, to treat pain rather than fever. The ministry was likely to change its influenza advice to reflect this.

パブリックヘルスのアクティングディレクター、ドクター ダーレン・ハントは、臨床診療業務において、もし必要であれば、熱よりもむしろ痛みを治療するために、薬を使う傾向が顕著である、と述べた。保険省はこれに反映して、インフルエンザのアドヴァイスを変更するだろう、と述べた。

Fever in pregnancy, however, was a special case: paracetamol was recommended because it was important for the baby to reduce high temperatures.

妊娠時の熱は特別なケースだった: 体のために高熱を減少させることが重要であるため、パラセタモールが推奨されていた。


FEVER TREATMENT

熱の治療法

Ministry of Health advice for influenza treatment at home:

保険省が推奨する自宅でのインフルエンザ治療のアドヴァイス:

"Take drugs that relieve pain and fever, eg, paracetamol or ibuprofen. Aspirin-type medications should not be used for children and young people."

パラセタモールやイブプロフェンなどの解熱剤を服用し痛みや熱を和らげること。幼児や若年にはアスピリン系の薬は与えないこと。

Medical Research Institute:

メディカルリサーチインスティテュート:

"... there is an insufficient evidence base to support the use of antipyretics [fever reducers such as paracetamol, ibuprofen and aspirin] in the treatment of fever from influenza infection."

そこにはインフルエンザ感染による熱の治療において、解熱剤(パラセタモール、イブプロフェン、アスピリンなどの解熱剤)の使用を支持する十分な証拠がない。


まだ議論の渦中で政府(保健省)の見解または推奨が公表されるにはもう少し時間がかかるように思います(妊婦がパラセタモールを服用できるのを例外として)。ただし、歯の痛みや、外科手術の術後の痛みや熱において、パラセタモールやイブプロフェンの使用は(おそらく)問題がなく、(ウイルス感染による)インフルエンザには、汗をかいて熱を下げる人間本来の免疫力の働きが有効だと考えられるようにも思います。もしそれが体温により免疫力を上げることができるのであれば、冷たい風呂に入るのか(欧米式)、熱い風呂に入るのか(日本式)、どちらがよりその効果を高めることができるのか、ちょっと気になります。

ネタ元:http://www.nzherald.co.nz/healthy-living/news/article.cfm?c_id=1501238&objectid=10737700

0 件のコメント:

コメントを投稿