2011年7月20日

Kawerauが抱えている問題

昨日の夜、クロースアップでポーラ・ベネット社会開発大臣が生中継で話していた件です。この記事も、”深刻化する若年層の失業”と同様に、ニュージーランドに興味のある方、またはこれからニュージーランドに来られる方へお勧めします。もし日本に仕事がなくなったら、このカウェラウの街のような状況に直面することになるかもしれません。


The future for children in the eastern Bay of Plenty town of Kawerau may look bleak, but the woman with the power to change it says there are opportunities and hope.

ベイオブプレンティの東にあるカウエラウにいる子供たちのための将来は殺風景に見えるかもしれないが、それを変えられる力を持つ女性は、そこには機会と希望がある、と述べている。

Social Development Minister Paula Bennett told TV ONE's Close Up that the Kawerau community has the power to change their town.

社会開発大臣ポーラ・ベネットはカウェラウ地域(に住む人々)は自分たちの街を変える力がある、とTVONEクロースアップへ話した。

"Central government certainly has a role to play in the services we provide and how we step in and make sure we give the right type of support, but its ground up. It's the wonderful people that live there and join together and those sorts of services on the ground that will make the biggest difference."

中央政府は、政府が用意しているサービスにおいて確かに役割があり、どのように介入するか、そして支援の種類が適しているか確認をしているが、それは基本的なものでしかない。すばらしい人々がそこに住んでおり、一緒に助け合いながら、そして政府が用意する様々なサービスにより、彼らは、カウェラウの街を大きく成長させることができるだろう。

With a population of only 7000, Kawerau has become the biggest benefit town in the country.

カウェラウは人口が7,000人で、ニュージーランド国内で最もベネフィット(生活保護、失業手当、他)の受給率が高い街になっている。

One in three adults are on a benefit and there no jobs, no new employers and not a lot of business.

3人に1人の成人がベネフィットを受給しており、仕事も雇用者もなく、ビジネスもほとんどない。

Close Up highlighted the bleak future facing the youth of Kawerau last night.

クロースアップは昨夜、殺風景な将来がカウェラウの若年たちへ向けられていることを強調した。

Teenagers in the town are involved in organised fights, sex for drugs and with no jobs, are left with no options other than to "run havoc" in the community.

街にいる10代たちは、武闘派集団(または組織的戦闘)に関わり、薬物のためのセックスと失業、地域の中で騒ぎを起こす以外の選択肢がないまま、放ったらかされている。

In the past 12 months there have also been 12 suspected suicides in Kawerau and almost all of those people were aged between 14 and 18.

過去12ヶ月の間に、カウェラウで12人が自殺したとみられており、そのほとんどが14歳から18歳の年齢だった。

However many residents spoken to by Close Up said they were not ready to give up on their youth just yet.

しかしながら、クロースアップで話していたたくさんの居住者たちは、彼らの子供たちの将来をまだ諦めるにはまだ早いと述べている。

"We've got dysfunctional families, we've got levels of violence that are completely unacceptable, we've got to break that," Kawerau Intermediate School principal Daryl Aim told TV ONE's Close Up.

私たちは、機能を果たしていない家族、決して受け入れられない様々な暴力、これらを打ち破らなければならない、カウェラウ学校代表、ダリル・アイムはTVONEクロースアップへ話した。

Local resident Melody said kids in the community are "running in havoc around the town, they're not travelling in ones or twos, they're travelling in mobs."

地元にすむメロディは、地域にいる子供たちは街周辺で騒ぎを起こしていると述べ、彼らは1人や2人で移動しておらず、彼らはマフィアの一員として移動している。

She said something needs to be done now, before it gets worse.

彼女はいま何か手段を講じる必要がある、それが最悪の結果になる前に、と述べた。

Bennett admits finding work in the town is hard but says that lateral thinking is needed from government and the services on the ground.

ベネット大臣は、街で仕事を見つけるのが難しいことを詫びたが、政府と現場からの、既成概念にとらわれない考え方が必要だと述べた。

She suggests more people need to train outside the town and then come back and start up businesses, she also says people need to change their attitude to work.

彼女は、もっとたくさんの人々が然るべき所(街の外)で実務経験を積み、そして街に戻りビジネスを始める必要があると提案し、また人々の仕事に対する意識を変える必要があると述べた。

"The obligation is on people to be work ready," she said.

(社会的な)義務は人々が(いつでも)働けるようになること、彼女は述べた。

Bennett also said that children need to stay in school longer and rejected the idea of a two-tier education system saying the 'Kawerau kids deserve the same education as kids in Remuera or Parnell."

ベネット大臣は、子供たちが学校に長くいる必要があり、二重構造の教育システムのアイデアを拒否し、カウェラウの子供たちはレミュエラやパーネルにいる子供たちと同じ教育が与えられるべきである、と述べた。

"It's a cop-out to say they aren't able to achieve academically," she said.

それは、彼らがアカデミック(大学)に到達することができないことの言い訳だ、彼女は述べた。

Bennett said the situation in Kawerau is very complex and there is no one easy answer.

ベネット大臣は、カウェラウの状況はとても複雑で誰も簡単に答えられないと述べた。

Breaking the cycle

悪循環を断つ

Some youth spoken to by Close Up are desperate to break the cycle.

クロースアップで話していた幾人かの若年はその悪循環を断ち切ることに絶望していた。

"I didn't know that there were opportunities out there until I went out there myself, everybody needs a job, everybody needs a place to start," says Kawerau local Don.

俺は自分で街を出るまでそこに機会があることは知らなかった、誰でも仕事が必要で、始めるための場所が必要だ、地元カウェラウに住むドンは述べている。

The 17-year-old has just finished a metalwork course.

17歳は金属加工コースをちょうど終えたところだった。

But even though it's a free course with free transport, there are still vacancies.

しかし、それは無料のコースで交通費も無料にもかかわらず、(そのコースには)まだ空きがある。

"There are young people on the streets who are not at school who can benefit from this training," says metal tech teacher Morella Rogerson.

学校にいかない通りでたむろしている若い人々は、この訓練から恩恵を受けることができる、金属技術の講師、モレラ・ロジャーソンは述べた。

But even though Kawerau is home, young people like Don may have to leave town to find work.

しかしカウェラウが生まれ故郷(または生活の拠点)だったとしても、ドンのような若い人々は仕事を探すために街を去らなくてはならない。

"Because if there's nothing around here, you have to think outside the box and that means you have to relocate to other places.

なぜなら、もしここに何もなければ、街の外(箱の外)で考えなければならない、そしてそれが意味するのは、他の場所に移動することだ。

"Keep pushing towards your future, keep pushing towards your goal and you'll get there," said Don.

将来に向かって努力し続けること、ゴールに向かって努力し続けること、そしてそれに辿り着くことができる、ドンは述べている。

Desperate for work

仕事における絶望

Mayor Malcolm Campbell told Close Up the town desperately needs work.

マルコム・キャンベル市長は、街に是が非でも仕事が必要だとクロースアップに話した。

"The most important thing, is it needs to be white gumboot blue collar stuff."

最も重要なこと、それは肉体労働の仕事だ(=white gumboot blue collar stuff 意訳です)。

When gang members had jobs at the mills, Campbell said crime went down.

ギャングメンバーたちが(製紙)工場で仕事を持っていたとき、キャンベルは犯罪が少なかったと述べた。

But the work has dried up because the paper industry has slowed down.

しかし、製紙産業の業績が悪化したため、仕事が無くなってしまった。

"A lot of these guys are hard muscled guys, they do the hard mahi and they are more than capable of doing it."

彼らの多くは筋肉隆々で、よく働き、そして彼らはそれ以上に働く能力がある。

The mayor says there also needs to be more social support for the community.

市長は地域にもっとたくさんの社会支援も必要だと述べた。

"All providers need to work on the ground here with the community, not sitting in Whakatane and Rotorua or whatever, coming here one day a week."

(社会サービスのオフィスがある)ファカタネやロトルアで待機し、週に1度だけやって来るのではなく、すべてのプロヴァイダーは現場で地域とともに働く必要がある。

He says the kids in his town deserve a future, and his vision is zero unemployment.

彼は、彼の街にいる子供たちは将来を与えられるべきで、そして彼の展望は失業を完全になくすこと、と述べている。


いつ聞いても、ポーラさんの(人を急かすような)話し方と、尋ねている質問に対し、真正面から答えようとしない態度に苛立ちと怒りが込み上げてきます。

Kawerauはノースランドの貧困層よりも、もっと絶望の淵にある小さな街で、ここ数年犯罪が増えていると報道されていました。このカウェラウの街は、それぞれの都市(タウポ、ファカタネ)から遠いため、通勤することが困難です。場所はこのあたり。


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地図をみればみるほど、選択肢がないことに気づかされます。7,000人程度の街で起業しても、それを続かせるには相応の情熱や収益がないと難しいので、やはり半官半民で支援された工場などをこの地域に建設するなどしない限り、解決策は限られているように思います(カウェラウ市長が望んでいるのはこのような抜本的な支援だと思います)。もし解決策がなければ、他の小さな街と同様に、自然に過疎化が進んでいくのではないかと思います。この点において、ノースランドの状況と少し違うかもしれません。

ネタ元:http://tvnz.co.nz/national-news/minister-says-kawerau-s-future-in-its-own-hands-4313390

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