2011年8月21日

粉々にはならないはずだったCTVビル

中立的な視点からとてもきれいにまとめられている、NZヘラルドの記事を参考に。


注:なるべく意訳なしで、原文に忠実に直で落としています。なので、ちょっと読みにくいかもしれません。もし意訳が必要であればお知らせ下さい。追記でまとめます。

February earthquake Engineering experts have pointed to tell-tale signs of problems in the Canterbury Television (CTV) building before it collapsed in the February earthquake, killing 116 occupants.

2月(または2月に発生した)地震のエンジニアリング専門家は、カンタベリーテレヴィジョン(CTV)ビルにおいて、ビルが崩壊し116人を他界させた2月地震の前に、問題の証拠となる兆しを指摘した。

Families of those killed are looking for answers after the six-storey Christchurch building "pancaked" down within a few seconds of the 6.3 magnitude quake when many older multi-storey buildings remained standing.

(CTVビルより)古いたくさんの複数階を持つビルが立ち続けていたとき、マグニチュード6.3の地震の数秒以内に6階建のクライストチャーチのビルが粉々に崩壊したあと、近親者を失ってしまった家族たちは答えを探している。

Experts spoken to by the Weekend Herald say a building like this - given consent in 1986 - should have been built to a standard that prevented such a catastrophic collapse.

ウィークエンドヘラルドによって専門家は、このようなビル - 1986年の(建築基準の)認証を与えられた - 基準を満たすように建てられていれば、このような壊滅的な崩壊は防げたはずだ、と述べている。

Auckland University associate professor of civil engineering Charles Clifton said the very rapid collapse indicated that was something "significantly wrong" with the building.

オークランド大学アソシエイトプロフェッサーオブシヴィルエンジニアリング、チャールズ・クリフトンは、極端に短い時間の間に崩壊したことは、ビルに重大な間違った何かがあったことを示している、と述べた。

"Whether that was a consequence of the original design - any inadequacies there - or any damage from the September earthquake or the Boxing Day earthquake, or a combination of both, I don't know," he said. "Certainly the collapse was very sudden and very complete, which is unusual."

それは元の設計の影響によるものかどうか - 不十分な何かがそこにあったのか - 9月の地震またはボクシングディの地震により、またはその両方の地震により何か損傷していたのか、私は知らない、彼は述べた。(それは)とても突然ですべてが崩壊していることに疑いがなく、それは普通ではない。

Experts identified the fact that the CTV building's lift shaft, or core, remained standing after the rest of the building had collapsed as a key indicator of issues with the structural integrity.

専門家は、CTVビルのエレベーターの軸または主要な部分は、ビルの他の部分が崩壊したあとも立ち続けていた構造基準の問題の主要な指標において事実を特定している

Professor Clifton said the fact that the lift core remained standing raised suspicions about the mechanism for holding the building together and handling the "lateral load" in a quake. The royal commission of inquiry would be looking closely at the issue, he said.

プロフェッサークリフトンは、エレベーターの主要な部分が立ち続けていたことが、地震が起きている間の左右の負荷を分散し、ビル全体を保持するためのメカニズムにおいて疑わしいことが上げられていた。

Last month experienced structural engineer Barry Davidson went further, telling Australia's ABC network: "Nobody needed to die."

先月経験を積んだエンジニア、バリー・ディヴィッドソンはさらに一歩先を進み、オーストラリアABCネットワークへこう話した: ”誰も死ぬ必要なんてなかった。”

The CTV building was designed by engineering firm Alan Reay Consultants, and built for a developer by Williams Construction - which has since gone into liquidation. In a statement to the Weekend Herald, Alan Reay Consultants said it wanted to help get to the bottom of what happened to the building.

CTVビルはエンジニアリング会社アラン・レイコンサルタントによって設計され、デヴェロッパーのためにウィリアムコンストラクションによって建てられた - ウィリアムコンストラクションはそれからのちに清算されている。ウイークエンドヘラルドに送られた声明文の中で、アラン・レイコンサルタントはビルに何が起こったのか、白紙の状態から(調査できるように)支援をしたいと述べている。

"We have asked to be heard as part of the royal commission of inquiry ... until then it is premature to comment on what are complex issues. Like every other New Zealander, Alan Reay Consultants' management and staff were horrified by the collapse.

私たちはロイヤルコミッション(王仕委員会)の調査の部分で意見を取り入れてもらえるように尋ねていた … それまで、それは何が複雑な問題なのかコメントをするのは時期尚早だった。すべての他のニュージーランドの人々のように、アラン・レイコンサルタントのマネージメントとスタッフたちは、その崩壊によってショックを受けていた。

After a 7.1 magnitude quake struck in September, many of the occupants of the CTV building raised concerns about the movement of the building. Occupants reported noticeable shaking when heavy vehicles passed by.

9月にマグニチュード7.1の地震が発生したあと、CTVビル内で働いていたたくさんの人々はビルの動き(または揺れ)について不安を訴えていた。ビルにいた人々は、重量のある車両がビルの横の道を通過するとき、ビルの揺れが感じられることを報告していた。

Fears were heightened further by the powerful vibrations created as a building next to the CTV building was being dismantled - and holes were drilled in the back wall of CTV for wooden battens to be attached to support the demolition.

CTVビルの隣にあったビルが解体されていたときに強い振動が発生していたため、その恐怖はさらに高まっていた - そして、解体作業をサポートする木製の足場を取り付けるため、CTVビルの裏の壁に穴があけられていた。

CTV cameraman Andrew 'Bish' Bishop, 33, told his mother Karen of his worries about how the building "creaked and groaned" in the weeks before he died in its collapse. His love for his job kept him turning up even though he felt uncomfortable being in the building, Mrs Bishop said.

CTVカメラマン、33歳のアンドリュー・ビッシュ・ビショップは、彼がその崩壊で死ぬ前の数週間前に、ビルが軋み唸っていたことについて心配していたことを、彼の母親へ話していた。彼はビルの中で居ることを不快に感じていたけれども、仕事を愛する彼はずっと(会社のあるビルへ)出社していた、ビショップさんは述べた。

"It was his passion, I guess, that cost him his life. Parents aren't supposed to bury their kids. It's the most horrific thing a parent can face."

私の想像だけれども、それは彼の情熱、そしてそれは彼の人生そのものだった。保護者が彼らの子供へ非難することはない。それは保護者が直面することができる最も恐ろしい出来事だった。

Brian Kennedy, who lost his wife Faye in the building and co-chairs the Quake Families Group, said it was not a witch-hunt, but questions had to be asked. "You wouldn't expect a building of CTV's age to pancake the way it did when others considerably older - although they sustained damage - didn't react the same way CTV did," Mr Kennedy said.

ブライアン・ケネディ、彼はビルの中で彼の妻であるフェイを失くし、地震家族グループ(または震災被害者家族グループ)の共同議長職を務めている。彼は、それは魔女狩りではないが、追求しなければならない疑問だ、と述べた。(まわりにある)他のビルがCTVよりもさらに古いとき、あなたはCTVビルの築年数で粉々になることを予期しないだろう - しかしながら、それらのビルは衝撃に耐えた - それら古いビルはCTVビルが反応した同じ方法に反応しなかった、ケネディ氏は述べた。

If someone had "stuffed up", Mr Kennedy wanted to see them "front up to me and everyone else ... and say I'm sorry. It won't bring [those who died] back, but it's some closure. We can't sue. I don't think I would really want to."

ケネディ氏は、”もし誰かがでっち上げていたなら、私と他大勢の前に出てきて、申し訳ない、といって欲しい”、と述べた。それは死んでしまった人々を連れ戻すことはできないが、それはいくつかの終結となる。私たちは訴追できない。私は、私がそれを本当にそうすることを望んでいるとは思っていない。

CTV building owner Madras Equities said the building was deemed secure for occupation by the Christchurch City Council after the September 4 quake, and a detailed engineers' report raised no issues regarding the structural integrity.

CTVビル所有者、マドラスエクイティズは、9月4日に起きた地震のあと、ビルの中の人々の安全はクライストチャーチシティカウンシルによって確保されていたと考えられ、ビルの構造基準についてエンジニアリポートには何の問題も指摘されていなかった。

Work was under way to repair superficial damage to the building fabric when it collapsed, the company said.

ビルが崩壊したとき、作業はビル構造の表面を修理中だった、会社は述べている。

Madras Equities director Lionel Hunter said he lost a good friend in the building's collapse.

マドラスエクイティズディレクター、ライオネル・ハンターは、彼はビルの崩壊によって仲が良かった友人のひとりを失くしたと述べた。

"If we had known anything was wrong with the building, I would have pushed it over myself."

もしビルに何か問題があることを知らされていたなら、私は私自身でその問題に取り組んでいた。


今日夜7時半に放映されたTVONEのSundayを確認するまでこの記事を保留していました。番組で明らかにされていたのは、CTVビルが崩壊したのはビルに問題(コンクリート構造内部にある鉄の骨組みの太さとその間隔に問題、他)があったことで、ニュージーランドQVが主張していた、ビルが建っていた地盤が原因ではない、ということだと思います(これについて以前書いた記事はこちらから)。

事実は小説より奇なりといいますが、このCTVビルの異常な崩壊は人災によって起きたものであって、2月に起きた地震はその事実を露呈させただけにすぎません。9月の地震で損傷を受けた時点で、このビルは立ち入り禁止でなければならなかったのにもかかわらず、それを放置し続けた政府とシティカウンシル、そして、ビルに問題がないことを証明する緑色のレポートを貼り付けていたシティカウンシル(または貼り付けさせることを指示した人物)、彼らの怠慢がもたらした悲劇以外のなにものでもないように思います。

ネタ元:http://www.nzherald.co.nz/nz/news/article.cfm?c_id=1&objectid=10746259

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