2011年8月23日

疑いがあるCTVビルの建築基準

この記事が先週末にTVONEのSundayで報じられた内容を活字に起こしたものです。ただし、内容は要約されており、番組で語られたすべては記載されていないようです。

Questions over the structural integrity of the CTV building were being asked long before it collapsed in a smouldering pile following the February earthquake.

CTVビルの構造基準における疑問は、ビルが2月の地震で倒壊するずいぶん前から尋ねられていた。

The CTV building claimed 115 lives when it crumbled in a pile of smoking rubble on February 22. A total of 181 people died across the city in the quake.

CTVビルは2月22日の地震で煙った瓦礫が積み重なったとき115人の被害者がいたことをクレームしている。地震が起きたあと、街中で合計181人の人々が亡くなっている。

TV ONE 's Sunday has discovered that the Christchurch City Council (CCC) questioned aspects of the CTV building design during the construction process 25 years ago.

TVONEのSundayはクライストチャーチシティカウンシル(CCC)が25年前の建設過程でCTVビルの外観(アスペクト)を尋ねていたことを発見した。

Sunday took the 1986 plans to an engineering expert, who also pointed to design and construction flaws as the reason for the building's catastrophic fall.

Sundayは1986年の計画書をエンジニアリングの専門家へ持参したところ、ビルが壊滅的に崩壊した理由として、専門家も設計と建設の欠陥を指摘した。

Professor Jose Restrepo told TV ONE's Sunday programme that the problems with the building go right back to construction.

プロフェッサージョセ・レストレポはTVONEのSundayの番組の中で、問題はビルを建設したときに遡ると話した。

Restrepo is critical of the building's original design and believes faults in the construction of the six storey high tower are to blame.

レストレポは、ビルの元々の設計に批判的で、6回建ての高いビルの建設が過失であり非難すべきであることを信じている。

"The key is to look at the drawings of the building, we did find some critical areas," he said.

カギはビルの製図をみることにある、私たちはいくつかの危機的なエリアを見つけた、彼は述べた。

He said the first critical factor is the way the floors are tied to the lift shaft using, in places, wielded steel mesh.

彼は最初の危機的な要因は、床とエレベーターの柱体を固定する、鉄製の網が溶接された、その場所だった。

"Those connections are rather precarious and in a way there were many buildings in this era that have this kind of connections as well," he said.

それらの接続はかなり慎重で、この方法を使うこの時代のたくさんのビルはこの類の接続を持っている、彼は述べた。

He says the light and brittle steel would have just fractured in the shake.

彼は軽く脆い鉄は地震のなかでそのまま砕かれてしまう、と述べた。

"It just takes a little pull and it snaps," he said.

それは軽く引くとポキンと折れる、彼は述べた。

Restrepo, a former professor of engineering at the University of Canterbury, who now runs an earthquake engineering research lab in San Diego, says the mesh would have ripped off the lift shaft, which was one of the building's main foundations and the building would have just crumbled.

レストレポはカンタベリー大学でエンジニアリングの教授をしていたが、現在サンディエゴの研究室で地震エンジニアリングの研究をしている。彼は、網(鉄製の網)がビルの主要な基礎のひとつであるエレベーターの柱体から引き裂かれ、ビルは粉々になる、と述べた。

But he said the mesh would not have breached building codes in the 1980's.

しかし彼は、網は1980年代の建築基準を違反しているものではない、と述べた。

But the CCC appeared to have concerns anyway, they wrote to the design engineer asking for more information about how the floors would be tied to the lift shaft.

しかし、CCCは懸念を持ったことがあるようで、彼らは設計エンジニアへ床がエレベーター柱体にどのように固定されるのかもっとたくさんの情報を尋ねていた。

Restrepo says it is understood that the council had no official response to those questions.

レストレポは、それはカウンシルがそれらの質問に正式には返答できないことを理解している、と彼は述べた。

"The only way I can think is that perhaps they, on a phone conversation, they explained, but there is nothing in writing," he said.

私が考えることができるたった一つの方法はおそらく彼ら、電話で会話した、彼らが説明した、しかしそこに書かれたものは何もない、彼は述べた。

Part of Professor Restrepo's work is to discover what happens to buildings in earthquakes.

フェッサーレストレポの仕事の一環で、地震でビルに何が起こったかを調査している。

He does this by shaking the living daylights out of full-sized buildings with massive hydraulic rams.

彼はこれを日中に実物大のビルと大規模な流体のピストンを用いて揺らし試行している。

Right now his team are constructing a five storey building just so they can shake it to pieces and set it on fire.

たったいま、彼のチームは5階建てのビルを建設し、彼らはそれが粉々になるまで揺らすことができ、すべての準備が整っている状態にある。

It was this method that discovered in the early 1990's that wielded steel mesh can be brittle and snap.

それは1990年初期に発見された溶接された網は脆く折れることをこの方法で発見した。

Professor Restrepo believes that there was also a problem with the columns.

プロフェッサーレストレポは、柱にも問題があったと信じている。

"The columns would have exploded in compression, rendering the building useless, pancaking the building.

柱が圧縮により爆発しており、ビルが使い物にならなくなり、ビルをぺちゃんこにしている。

"I can see from the photos, the building has not spilled to a parking lot or to the street. It has basically imploded," he said

私は写真から見ることができる、ビルが駐車場区画にも通りにもばらまかれていない。それは基本的に一点に崩壊している、彼は述べた。

In Restrepo's opinion there simply wasn't enough steel holding the columns together.

レストレポ氏の意見では、たんに固定する柱に十分な鉄がなかったと述べている。

Sunday asked the structural engineers who designed the CTV building if they agreed with Restrepo's hypothesis.

SundayはCTVビルを設計した構造エンジニアへ、もし彼がレストレポ氏の仮説に同意できるか尋ねてみた。

Alan Reay Consultants principal Doctor Alan Reay said he was not prepared to talk on camera at this stage.

アランリーコンサルタンツの代表、ドクター・アランリーは、現時点では、カメラで話す準備ができていないと述べた。

Professor Restrepo did reiterate that he believes the CTV building did meet the building code of its day although said he did not think it would meet today's standards.

プロフェッサーレストレポは、彼はCTVビルが当時のビル建築基準を満たしていたと信じていると何度も繰り返して言っているが、彼は現在の建築基準を満たしているとは思わない、と述べた。


Family fights on

遺族の戦い

Viv Bishop, who lost 32-year-old daughter Nina in the quake, agrees with Restrepo, saying that all was not well structurally. Nina was working as a relationship services administrator on the fifth floor of the CTV building when the quake struck.

ヴィヴ・ビショップ、32歳の娘ニーナを地震で亡くした彼女はレストレポ氏の意見に同意し、すべては構造がしっかりしていなかったと述べている。ニーナは地震が起きたとき、CTVビルの5階でリレーションシップサービスのアドミニストレーターで働いていた。

"Something in the structure was not sound anymore, for it to come down like that," she said.

ビルの構造の何かがもうすでにしっかりしていなかった、あんな感じで崩れ落ちる寸前だった、彼女は述べた。

Bishop says she still can't understand how the building fell so easily.

ビショップは、彼女はいまだにCTVビルがあんなに簡単に崩れ落ちたのか理解できない、と述べた。

She said Nina too had concerns about the building after the Boxing Day quake.

彼女は、ボクシングデイの地震のあと、ニーナはビルについてかなり不安を感じていた、と述べた。

"She didn't feel that safe in there really, she'd go to work and she'd talk about the shaking and the shuddering of the building."

本当に彼女はあの中で安全だと感じられなかった、彼女は働きに行き、彼女はビルの揺れと震えについて話していた。

Her employer contacted the building manager after December 26 saying they were deeply distressed about new cracking.

彼女の雇用主は12月26日のあとビルのマネージャーへ連絡をとり、新しいひび割れについて人々がかなり深刻に心配していることを告げている。

They say the manager assured them the building was safe claiming he had already had an engineer inspect the building after both the September 4 and Boxing Day quakes.

彼らはマネージャーへ、9月4日とボクシングデイの両方の地震のあと、ビルはすでにエンジニアに検査させており、ビルは安全だと保証していた。

The CTV building manager has since denied making such a claim to Relationship Services.

CTVビルのマネージャーは、それから、そのようなクレームをリレーションシップサービスへ出すことを否定した。

Brian Kennedy lost his wife Faye in the same building and describes the site as a "hell hole".

ブライアン・ケネディは同じビルの中で彼の妻を亡くし、建物を地獄の穴と形容している。

Kennedy said he and other family members waited in the nearby park for news of The Centre practice manager but were realistic seeing what a mess the building was.

ケネディは、彼と他の家族たちはザ・センタープラクティスマネージャーのニュースのために近くにある公園で待たされていたが、ビルが粉々に崩壊したことを目の当たりにして現実的になっていた。

"We were realists, like you had to look at the crumbling mess and say, good God, if she made it through that, we were very, very lucky," he told Sunday.

私たちは現実主義者だ、あなたが粉々に砕け散った状況を見なければならないとき、神よ、もし彼女が逃げ切ることができていたなら、私たちは、とても、とても、幸運だった、彼はSundayへ話した。

Kennedy is part of the Quake Families group who are searching for answers about the collapse.

ケネディは地震家族(または震災被害者遺族)グループのひとりで、建物が崩壊したことについて答えを探している。

"It's rather weird isn't it, that The Clinic people, CTV people and others, have mentioned that when vehicles went past, it shook".

それはかなり奇妙で、クリニックの人々、CTVの人々そして他の人々、彼らは車両が通過したときそれを述べていた、それを揺らしていた。

They met with Attorney-General Chris Finlayson today to push for legal aid so they can defend themselves at the Royal Commission into the quake.

彼らは今日アトニィジェネラルクリスフィンレイソンと訴訟経費を後押しするために会い、それにより彼らは地震についてロイヤルコミッションで自分たちを弁護できる。


Commission has final say

コミッションの最終的な言動

A three man Royal Commission of Inquiry will ultimately determine if there were design faults with the CTV building.

3人のロイヤルコミッションオブインクワィアリは、CTVビルに設計上の欠陥があったかどうかを最終的に決定する。

Commission Chairman Justice Mark Cooper says is the Inquiry finds the building was badly designed the next obvious step would be to follow up with the designer.

コミッションチェアマンジャスティス、マーク・クーパーは、インクワィアリは建物が不当に設計されていたかを調査し、次の明確なステップは、設計者と徹底的に究明することだ、と述べた。

The commission was due to receive a technical report on the CTV building last month, but it has now been delayed indefinitely.

コミッションは先月にはCTVビルの技術レポート受け取るはずだったが、それはいま無期限になっている。


この記事を読んでいてふと思ったのはクライストチャーチ市長ボブ・パーカー氏の言動で、彼は最初は2月に起きた地震の特異性を挙げ、そのあとすぐにニュージーランドQVのレポートを引用し地盤が特殊だったためCTVビルをあのように崩壊させたと話していました。CTVビルのまわりのビルが倒壊しなかった点については明言をさけ、あくまでも、9月に起きた地震と2月に起きた地震は違うもので、それは誰かが責任を負うことができる問題ではない、と語っていました。つまり、あの時点では彼はクライストチャーチシティカウンシルがCTVビルの設計に疑問を投げかけていたことを知らなかったこと、また1986年の建築基準についてもまだ情報提供を受けていなかったように思います。なので、この記事でレストレポ氏が語っている”(電話で会話をしたとされる)彼ら”が本当に実在したのかどうか、若干信憑性にかけるように思います(CCCがCTVビルの設計で意見を出していなかった可能性も十分考えることができます)。またレストレポ氏はCTVビルが1986年の建築基準には合致していても、現在の建築基準を満たしていないと述べていることで、これにより、おそらくCTVビルは(現在の建築基準を満たすための)一切の補強工事がされていなかったことが理解できます。

遺族たちの証言により、2月の地震以前にすでにビルが軋んでひび割れが進行していたことはおそらく間違いがなく、それでも、ビルが安全だと保証したエンジニアが誰で、どのような技術レポートを製作していたのか、徹底的に究明すべきだと思います。

ネタ元:http://tvnz.co.nz/national-news/structural-integrity-ctv-building-questioned-years-4358479

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