2011年11月6日

もし母親から死へ導いてと頼まれたら?

今日のTVONEのSundayで放送されていた事件です。彼は、苦しむ母親の最期を助けたことにより、裁判所より犯罪者として有罪判決を受けています。容疑は殺人で訴追されていましたが、母親への自殺幇助だけで殺人は取り下げられています。彼のインタビューをみる限り、彼に迷いはなく、彼は何も間違ったことをしていないと主張しており、身内が同じような状況に陥ったことがある方であれば、彼が何を話そうとしているのか理解できると思います。

なお、彼の姉妹は彼の行動を支持しています。


Before we say goodbye

あなたにさよならを言う前に

Pat Davison adored her son, and Sean adored his mum. Afterall she had given him the best of everything, education, travel and her time.

パット・ディヴィッドソンは彼女の息子を敬愛し、ショーンは彼の母親を敬愛していた。このような関係から、彼女は彼へ、最善の教育、旅行、そして、彼女の時間を彼へ捧げていた。

For decades they were inseparable.

10年もの間、彼らは離れ離れになることはなかった。

But then a cruel twist of fate would leave Pat dead and her son in the dock facing a charge of attempted murder. How did life go so horribly wrong?

しかし、悲惨な末路がパットを死に至らしめ、そして、彼女の息子が、彼女の死に繋がる殺人の容疑に直面する被告席に。どのようにして、人生がこんなにも間違ったところに至ってしまったのか?

(ネタ元:http://tvnz.co.nz/sunday-news/coming-up-november-6-4498968


A Dunedin scientist who pleaded guilty to helping kill his sick mother says she begged him to help her die.

ダニーデンの科学者は、病気だった彼の母親に最期の助けを請願され、彼は母親の死を幇助したことについて有罪判決を受けた。

Sean Davison, 50, was on trial in Dunedin last week for attempting to kill his terminally ill mother, 85-year-old Patricia Elizabeth Davison, who died in 2006.

50歳のショーン・デヴィソンは先週ダニーデンの裁判所で、2006年に死亡した彼の85歳の母親、末期の病気に犯されていたパトリシア・エリザベス・デヴィソンを殺害した罪で訴追を受けていた。

The Crown withdrew the attempted murder charge after legal argument last week. Davison instead pleaded guilty to a charge of inciting and procuring his mother's suicide.

クラウンは先週法律に基づく論争のあと、殺人罪の容疑を取り下げた。デヴィソンはその代わりに、彼の母親の自殺幇助(自殺を煽り、それを勧めた罪)の容疑で判決を受けた。

In an exclusive interview on TV ONE's Sunday last night, Davison said he still firmly believes he was not in the wrong.

昨夜放送されたTV ONE Sundayの独占インタビューで、デヴィソンは、彼は間違っていなかったことを強く信じている、と述べた。

"There should have been some objective look at this case and really it should have gone no further.

このケースにおいていくつかの客観的な視点が必要で、それ以上の判断は必要としていない。

"They should not have charged me, they should not have prosecuted," he said.

彼らは私を犯罪者に仕立て上げるべきではなく、起訴すべきでもない、彼は述べた。

The case has reignited the euthanasia debate in New Zealand and may well lead to further political action.

このケースはニュージーランドで安楽死について活発な議論がされており、さらなる政治的な働きかけに繋がるかもしれない。

Davison is remanded on bail until November 24. It is likely he will receive a home detention sentence, which he will have to serve in New Zealand.

デヴィソンは11月24日まで保釈されている。彼は、おそらく、ニュージーランドで執行される、自宅謹慎の刑が言い渡される可能性が非常に高い。

His mother died on October 25, 2006 at her home in Broad Bay on the Otago Peninsula.

彼の母親はオタゴペニンシュラにあるブロードベイの彼女の自宅で2006年10月25日に死亡した。

The trial arose from emails and manuscripts Davison wrote about nursing his mother in the final three months of her life.

この裁判は、彼の母親の最期の3ヶ月の介護について彼が手書きで書いたものと、メールから起訴されている。

(ネタ元:http://tvnz.co.nz/national-news/son-says-mother-begged-him-help-her-die-4504910


いまほとんどの先進国で、彼のように苦しむ母親の自殺を助けると自殺幇助か殺人などの犯罪になります。つまり、患者の意識がある限り、望む、望まないに関わらず、死ぬことを拒否される社会的なシステムが前提にあります。

そして、患者の意識が回復しないとき、親族にその選択が委ねられます。


このケースでは、意識がはっきりした母親が自分の最期を望んでいたことです。

あなたには助ける権利はあっても、殺す権利はありません。

それは、医者であっても許されない行為です。


あなたは母親を良く知っています。

彼女がなぜそれを望んでいるのか、その言葉以上に理解できるはずです。

そして、世界であなただけが、彼女を理解できる、唯一の親族。


生きていることに苦しみが伴うなら、その苦しみを取り除くことは必要です。

以前にも書いたように、自殺を否定する社会が正しいとは思えません。

死よりも苦しいなら、それを選ぶ権利も与えるべきです。



もし、このブログを読んでいる方で、両親が御健在の方へ。

一度は相談しておくべき問題だと思います。


本人が望まない延命治療に何の意味があるのか?

高齢者の尊厳死の議論は本当に必要だと思います。

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